​あらすじ

順天堂大学 名誉教授の樋野先生が提唱する医学と哲学を結びつけた「がん哲学外来」。がん患者の苦しみを言葉で癒す「言葉の処方箋」を処方する「がん哲学外来」から生まれた「がん哲学外来メディカル・カフェ」を舞台にしたドキュメンタリー。

「言葉の処方箋」は副作用ゼロ、おまけにお金もかからない。

「メディカル・カフェ」は、患者達が対話し、苦しみや悩みを分かち合い、病気と向き合う場として生まれた交流の場。がんにかかっても明るく生きる4人の姿を通して、がんとともに生きる人への勇気や人生の希望を見出だしていく。

がんを患っている方々やその家族に限らず、全ての病気や悩みを抱える人たちへの「言葉の処方箋」が散りばめられている。

<映画の中での言葉の処方箋>

  • 解決できなくとても解消はできる

  • マイナス×マイナス=プラス​ マイナスの人間同士が集まればプラスに変わることができる

  • あなたはそこにいるだけで価値がある存在

  • 病気は人生の夏休み

  • 生きている限り、人には使命がある

  • 問題は寿命の長さではなく何をしたか

  • がんも病気も個性の一つです

  • 使命感があれば寿命は延びる

  • 全力を尽くして心の中でそっと心配する、どうせなるようにならないから

登場する人達

<樋野興夫さん> 

新渡戸稲造記念センター 長/  順天堂大学 名誉教授/  順天堂大学医学部 病理・腫瘍学 客員教授「がん哲学外来」理事長、「がん哲学外来市民学会」代表、がん哲学外来提唱者。専門は病理学・腫瘍学。

医学と哲学を結びつけることを考えていた経緯から、2008年順天堂大学にがん哲学外来を開設。医療の隙間を埋めるべく言葉の処方箋を処方し続けている。2018年日本対がん協会朝日がん大賞、日本癌学会「長与賞」受賞。

<春日井いつ子さん>

ながれやま・がん哲学カフェ代表

乳がんのうち希少がんに属するがんを体験後、樋野教授のがん哲学外来に出会い、メディカル・カフェを開催。がんに苦しむ人々と分かち合うという強い使命を感じている。

<宗本義則さん> 

福井県済生会病院 集学的がん診療センター長

がん哲学外来の考え方に賛同して、病院で外科医の傍ら実践している。死を身近に感じ生きがいを見失いかけた患者さんたちに優しく力強い言葉の処方箋を施している。

<齋藤智恵美さん> 

松本がん哲学カフェ代表

乳がんを体験後、メディカル・カフェを開催。地域の人々が自由に悩みを語れる場作りに力を注いでいる。一人息子を独りで育てながら懸命に生きる姿に心打たれる。

乳がんを体験して地域の人々と悩みを分かち合うシングルマザー

<中村航大さん> 

どあらっこ メディカル・カフェ代表

9歳で脳腫瘍を体験。中学2年の時に再発。治療後、樋野教授に出会いメディカル・カフェを開催。がんに悩む子供たちのためにカフェを続ける高校1年生。 脳腫瘍を体験した高校生は、病の子供たちのために役立ちたいとカフェを運営する。

それぞれが、それぞれの立場で言葉の処方箋を投げかけあい、生きる力を作りだしていく。がんに悩む人々が元気になる瞬間、映画空間が明るく人々に語りかける。

©2018がん哲学外来映画製作委員会